村上春樹ファンならご存知であろう「カラ兄」ことカラマーゾフの兄弟。ようやく読破しました。
いやぁ長かった。なんせ600ページ超の文庫本が上・中・下と3巻あるんですよ。初めて本屋で手に取ったときはあまりの厚さに買うのを一旦諦めたほどです。でもこんな長編を読めるのは時間のある今しかないと決意し後日購入することに。

 
さてつたないレヴューでも。
舞台は昔のロシア。貴族というものがあたりまえのようにいるロシア。金持ちが当然のごとく召使を雇っているロシア。
正直歴史に明るくない自分にはこの時点で抵抗を感じました。それでも無理やり読み進めることに。

フョードル・カラマーゾフという金持ちの男がおり彼には亡くなった第1夫人との間にミーチャことドミートリィという長男、また亡くなった第2夫人との間にイワンという次男とアリョーシャことアレクセイという三男の子どもをもうけました。
このフョードルというおっさんがとんでもない人で人間性なんてあったもんじゃない。金の亡者で遊び人のエロジジイ。3人の子どもの育児や教育など無関心で召使が子どもの世話をしなかったら今で言うところの育児放棄の虐待をしているところです。
しかし召使や親戚の協力のおかげで3人の子どもは無事育ち1人前になります。

この上巻はフョードルという人間について、また3人の子どもの生い立ちについて書かれています。

中巻に続く。
ISBN:4063637034 コミック 久米田 康治 講談社 2006/06/16 ¥410

「私もみなさんも四捨五入の四の方ですから!」

「絶望した!11月4日生まれに絶望した!」

「センセイモアマッテルカ?」

 
最近友達に借りてかってに改蔵を読んでいるのですが改蔵に比べて比較的おとなしい感のある絶望先生。しかしキャラがいい感じに立ちはじめているのでこれからに期待。
濃ゆくて深いネタは相変わらず健在。各所各所でニヤリとさせられるのは流石久米田センセイ。

小倉ゆるこりんネタは本人から訴えられないか他人ながら心配してしまいます。
ISBN:4413090101 文庫 岡本 太郎 青春出版社 1993/08 ¥490

「芸術は爆発だ」
で有名な岡本太郎。ほぼ日で何かとフィーチャーされてて気になる存在でした。
たまたま本を探しに大学生協に行ったら置いてあったので購入。

感想ですが
「熱い」
この一言に尽きます。

2つの選択肢があったら危険な方を選べ
自分自身と闘え

現代の人たちの生き方と真逆のことを言う岡本太郎氏。
そしてその言葉の通り生きてきた岡本太郎氏。

彼にはエネルギーが、人間本来のエネルギーが満ち溢れているように感じ取れる。それは人類が文明の発達と引き換えに失ってしまったもの。
彼こそまさしく人間らしく生きた人間なのだろう。

あなたは人間らしく生きていますか?
ISBN:402272319X 単行本 安西 水丸 朝日新聞社 2006/03 ¥987

本屋で見かけてパラパラと中を見ていたら思わず買ってました。

ファンからの大小様々な質問を通して村上春樹という人間の一端を垣間見ることが出来てファンとしてはうれしい限り。上手い文章の書き方についてもいくつか書いてあってなるほどと思ったり。

それにしてもカラマーゾフの兄弟ってそんなに面白いのか。だったら読んでみようかな。600ページ超×3冊っていうのが何とも悩ましいんだけど。でもこんな長編作品は学生のうちじゃないと読めないだろうしな。
どうしたものか。
ISBN:4062735857 文庫 森 博嗣 講談社 2002/11 ¥650

 
森センセの文章にはある種の中毒性があるように思える。他の本を読んでいるとふいに森センセの文章が読みたくなってしまうのだ。でも連続して読む気にはなれない。何事も腹八分で。

ぶっちゃけこの本は微妙に思えた。殺人の犯人もトリックもなんとなくわかったし(これは森センセの狙いらしいが)、モナリザの謎も(なんて書くとダビンチコードを彷彿とさせるが)わかってしまった。
一番驚いたのは怪盗ルパさんの正体ですかね。あれは確かにびっくりした。

微妙といいつつもナンダカンダで楽しんで結局次の作品も読むことになるんですけどね。メデタシ。
ISBN:4163242104 単行本 重松 清 文藝春秋 2005/08/05 ¥1,500

相互してくださっているみぃ様のレビューを読んでこれは読むしかないと思い普段買わないハードカバーの本を買いました。
教科書以外のハードカバーの本を買ったのなんていつぶりだろう。もしかしたら初めてのことかもしれない。

 
この小説は短編集で各話に末期がんを患っている人が登場する。
時に語り部の同級生が、時に語り部の母親が、時に語り部自信が末期がん患者として描かれている。
全然関係のない人たちが末期がんという単語によって最終話で一つに繋がると言う話の展開はあまりにも小説的すぎてあきれてしまう面もあるが、それでも僕はこの本を読んで泣いてしまった。嗚咽すらした。一体何度泣いたことだろう。電車の中で僕は声を押し殺して涙を流した。

僕にこの本を評価することはできない。母のことがあるから。
一つ言えることは現実はこんな綺麗事だけじゃあ済まされないということだけだ。

この本を読むことができてよかったと思いたい。
ISBN:4151300805 文庫 清水 俊二 早川書房 2003/10 ¥672

 
いつか読んでやろうと思っていた作品をようやく読むことができました。
別にアガサクリスティーに特別な思い入れがあるというわけではないけれど、これほど有名な作品を読まないのはミステリー好きの端くれとしてどうかと思ったわけです。

感想ですが「見事」の一言に尽きます。本を読ませるストーリーの展開、結局最後まで見破れなかった鮮やかなトリック、読みきるのにちょうどよい話の長さ。どれをとっても文句はありません。
あえて文句を言うならばあまりにきれいにまとまりすぎて味気ないといったところでしょうか。
とても満足です。

それにしても僕には海外作品に対してちょっとした抵抗感があるみたいなんですけどどうにかなりませんかね?どうもページが進まなくて困ります。

変身

2006年3月28日 読書
読むのにかなり時間がかかってしまいました。かなり薄っぺらい本なんですけどね。

はっきり言って面白くないんです。僕にとってこのお話は。

主人公が変身してしまった虫がムカデだという話が解説に書いてあったけど僕にはその虫がゴキ○リにしか思えなくて、巨大ゴ○ブリが部屋の中を動き回っているだなんて考えただけでげんなりしちゃって(お食事中の人がいたらごめんなさい)。
全然話に入り込めないまま最後まで読んでいました。

ただ、僕は大きな勘違いをしていたのかもしれません。
この本は読むことに意味があるのであって、決して楽しい読書を目的とするためにあるのではないのかもしれません。

楽しくはないけれど読むことをおすすめする1冊です。
買ってきましたよ〜。

まだ半分も読んでませんが、
(最低限)文化的なファッション
に大爆笑。思いっきりツボにはまりました。
久米田先生のセンスは凄すぎる。
ここしばらく就活だからと本を読んでいなかったのですが、所用で大学生協に立ち寄ったところ突然読書欲が高ぶりいてもたってもいられなくなり、またタイミング良く文庫本3冊購入で15%オフのセールをやっていたので買ってきてしまいました。
無意識の内に就活から逃避しようとしているのではないかと考えたりもしたけどもうそんなの知らない。読みたいものは読みたいのだ。

というわけで、1冊目は久しぶりの森博嗣センセ。
S&Mシリーズ10冊を読み終えて一段落の感があったのですが、ついに次のシリーズであるVシリーズに手を出してしまいました。こんな時期になにしてるんだ俺。そういえば去年の今ごろはS&Mシリーズを読み耽っていて単位落としまくったっけ・・・。
閑話休題。
S&Mシリーズでは数々の濃ゆいキャラクターが登場しましたが、このVシリーズも負けず劣らずのキャラの濃さ。
「瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)」「小鳥遊練無(たかなしねりな)」「香具山紫子(かぐやまむらさきこ)」「保呂草潤平(ほろくさじゅんぺい)」だなんて名前からして濃すぎ。「犀川創平(さいかわそうへい)」と「西之園萌絵(にしのそのもえ)」が普通の名前に思えてきました。
キャラの濃さが先に立って物語にのめり込めずにいると核心にせまる終盤になって森ワールド全開。そのまま最後まで読んでしまいました。
初めて「すべてがFになる」を読んだときのショックに比べたら大したことはないけれど、でも犯人がわかる場面では軽く鳥肌が立ちました。
まさかあの人が犯人だったなんて。トリックはなんとなくわかったんですけどね。
キーワードは[固定観念」。あなたの固定観念は正常ですか?

もやしもん 1 (1)

2005年12月19日 読書
部室にあったので読んでみたら嵌まってしまいました。菌についての専門的な話がわかりやすくユーモラスに描いてあって面白いです。様々な菌が愛らしいキャラクターとして描かれているのもこれまた惹かれます。引き続き2巻を読むことにします。
もうおもしろすぎです。季節が夏になっているのがあれですが。臼井くん素敵過ぎ。ペリーさんの登場シーンで爆笑。つーか地丹出てるよ。
引き続き上遠野浩平。ライトノベルってサクサク読めていいです。感想はそのうち。
久しぶりに上遠野浩平。感想はそのうち。
そういえば去年ロフトでほぼ日手帳を手にとり「うーん、微妙」と独りうなずいてそのまま無印に行き手帳を購入したのですが、これを読んで今年はほぼ日手帳を使ってみようかなと思い始めました(著者の思うつぼ)。問題はバイトの給料が入ってくる来週までの間に完売してしまわないかということです。ネットの方は完売してるしこの前池袋のロフトに行ったらあまり残ってなかったっぽいし。お願いどうか残ってて。
「自分に同情するな」と彼は言った。「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
「覚えておきましょう」と僕は言った。(本文より引用)


初めて読んだのはいつだろう。もう何年も前のことである。
「世界の終り〜」を読み終えた後に買ってきて一気に読んだのを覚えている。ものすごく売れた本だけあって名前だけは知っていた。だから少し期待していた。でもいまいちだった。

この物語には永沢さん、小林緑を始めとする個性溢れるキャラクターが登場する。これだけ魅力的なキャラクターを表現できる村上春樹はやはりすごい人だと心底思う。しかし物語全体から評価すると僕は「世界の終り〜」の方が好きなのだ。
まぁこのあたりは趣味の問題ですかね。読んだことのない人は是非読んでみてください。

 
そろそろ森博嗣が読みたいなぁ。Vシリーズ読み始めようかな。
久しぶりに読み返してみました。

ZETMAN 1 (1)

2005年11月7日 読書
以前どこかで話題になったのを覚えていていつか読もうと思っていたので読んでみました。時間がなかったので半分すぎまでしか読めなかったのですが、相変わらず画がきれいですね。まだ始まったばかりであまりわからないけれどなんだかストーリーが面白そうです。そして何よりお色気シーンがほとんどない!これは事件です!
ちょっと期待しつつ続きを読みたいと思います。いつになるかわからないけど。
はじめの一歩を読むために漫喫に行っていると言っても過言ではないくらいはじめの一歩を読んでます。今回も5,6巻まとめて読んできました。今回は板垣vs今井戦。いつ読んでも心を熱くさせてくれるはじめの一歩が大好きです。でもさすがに買い揃える気にはなりません。残念ながら。
ウルフウッドォォォォ!!

かつて深夜アニメでやってたときに大好きなウルフウッドが・・・な回だけ観逃してすごく凹んだのを今でも覚えています。
ヒマができたら借りてこようかな。

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