腕時計

2008年1月30日 趣味
腕時計なんてどれも一緒だと思っていた。

 
社会人になった僕は父親からもらった時計をしていたが皮膚がかぶれてしまい、医者に診てもらったところ金属アレルギと診断された。極力時計はしない方がいいが、もしするなら革バンドやステンレス製のものはやめてゴム製かチタン製のものにしなさいと言われてしまった。

売場に立って接客している身としては腕時計がないと不便なのでとりあえず学生の頃に買ったスウォッチをつけていた。
しかし社会人にもなってスウォッチはないだろうと思った僕は時計探しを始める事に。
ポイントはチタン製。これ一つ。正直チタン製で手ごろな値段であればどれでもよかった。

でもそれは違った。
メーカのサイトでこいつを見つけて僕の世界は反転した。
かっこいい。
確かに似たようなデザインのものはある。でもこいつは違う。とにかくかっこいいのだ。
腕時計はどれも一緒ではなかった。それぞれに顔があり価値があるのだ。

僕の時計を見る目は一変した。
時計売場に足を運ぶとかつてはどれも同じに見えた腕時計がそれぞれに表情をもってディスプレイに陳列されていた。
そしてこいつは実物を見てもやはりかっこよかった。
数日後僕はこいつを購入した。

それなりの値段がしたがオメガやロレックス、ゼニスにグランドセイコーなどめくるめく高級時計に比べたら所詮安物の一つ。上を見たら切りが無いのだ。
時計の世界に足を踏み入れてしまった僕はこの先どうなってしまうのだろう。

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