ISBN:4167174103 文庫 石田 衣良 文芸春秋 ¥540

賭博で多額の借金を負ってしまったフリーランスの映像ディレクターは悪友に乗せられて狂言強盗の片棒を担ぐ事に。完全犯罪成立かと思われたところで思わぬ邪魔が入り盗んだ金は全て取られ首謀者の悪友は殺されしまい映像ディレクターの彼は強盗の被害を受けたヤクザに捕まってしまう。
彼はヤクザから身柄を解放してもらうために密告者と奪われた金の行方を調査し始める。期限は1ヶ月。彼は金を取り返し自由を得る事が出来るのか。

 
読み終わってから石田衣良にしては珍しく充実感があったなと思っていたら当然です。いつもは1冊に4つほどの短編(中編?)が収録されているのに対しこれは1冊で1つのお話を扱っているので読み応えがあって当たり前です。
相変わらずサクサク読めるので良いです。クライマックスにギャンブルのシーンが出てくるのですが思わず読んでいるこちらまで手に汗を握ってしまうあたりやっぱり上手いなぁと感心してしまいました。
マコトが出て来ないのが残念ですがその代わりサルの魅力が引き立っており、シリーズを読んでいる人は読むことをおすすめします。

 
それにしても読書量に反比例して進まない卒研&卒論。一体どうしたものか・・・。

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